和楽ブログ

元組み込みプログラマーのブログ。現在は新宿・渋谷周辺で転職、人間関係、自信を持つコーチング・カウンセリングを行っています。

人前で緊張する、ということ

大勢の前で何か話したり発表したり、自分からアウトプットする機会は何かと緊張しますよね。

 

えー、とか、あのー、とか口癖がやたらと増えたり、話す内容が飛んで頭の中が真っ白になってしまったり。練習した時は上手くいったのに、、と思うことが色々ありました。

 

なんですが、

 

ここ最近、緊張しなくなったんです。自分でも意外だなと思うほどに。

その緊張しなくなる過程について、感じたことを書いてみます。

 

自分の考えを他の人に伝える場

私はプログラマー時代には週に数回のメンバー内の進捗報告があったり、趣味のライブでの演奏やバンド代表としての挨拶など、定期的に報告・発表する機会がありました。

報告では自分の作業内容を明らかにすることで全体のスケジュール見積もりの正当性を確認するため、内容の正確さが求められます。

ライブでの演奏では、今まで練習で積み重ねてきたもののベストを出せるように、できるだけ集中します。バンド挨拶では、バンドへの思いやお客さんへの感謝の気持ちを、出来るだけ正確に伝わるように話したい、と考えていました。

 

緊張している時に考えていたこと

単純な業務の報告とはいえ、上司や先輩に対していつも緊張して、コメント無く過ぎるとホッとする自分が居ました。その理由を言葉にしてみると、次のような気持ちでした。

  • 仕事のペースが遅いと思われたらどうしよう。。
  • 作業内容が簡単すぎない?って思われないかな。。

ライブでの演奏では、次のような気持ちでした。

  • この演奏がお客さんにつまらないって思われないかな。。
  • (仲間のプレイヤーに)ミスしたのバレてないかな。。
  • この作ったオリジナルの曲、カッコ悪行って思われないかな。。

挨拶でも

  • 自分の考えがちゃんと伝わるかな。。
  • みんなピクリとも笑わないで聞いるけど、つまらないのかな。。

とか。

 

いちいち受け取り手の反応を気にして、身体中が緊張で硬直していたと思います。本来集中すべき自分のアウトプットではない部分に意識がいき過ぎていました。

 

緊張しなくなったきっかけ

別記事でも書きましたが、自分の感情を大事にするようになってから、他の人の反応がそこまで気にならなくなってきました。自信がついてきたのだと思います。

 

前述の不安な思いを解消するため、業務をハイペースで片付ける、とか、絶対ミスらないようにめちゃくちゃ練習する、とか、そういった"頑張る"ことで解決できる部分もあるかもしれません。

しかし、"今のままの自分の状態で良い"と思えるようになることでも、不安な気持ちは和らぎます。全ての勝負に勝つ必要はありませんでした。今持っている実力がちゃんと出せれば、それ以上でもそれ以下でもない現状の自分に合ったアウトプットになります。開き直りともいえますが、それで十分なんです。

 

逆に"頑張り過ぎない"ことで身体の不要な筋肉の緊張がなくなり、ベストなパフォーマンスができるようになるのだと思います。

 

緊張していない時に考えていること

何よりも、実力通りにできれば良いな、ということだけ考えられるようになりました。他人の目を気にせず、アウトプットする内容に集中できれば、自分のベストがきっと出せるはずです。

途中でスピーチに詰まったり、演奏でミスをしたりもあるかもしれません。この時も、他人の目を気にしなければすぐに体勢を持ち直すことは可能です。実力を出すことだけを考えれば良いのです。

 

他人へのアウトプットは楽しいこと

他人へ自分の考えが正しく伝わることは、仕事上だけでなく、コミュニケーションをとるのに大事です。自分の存在を、相手の中に正しく認識してもらうことで感情も共有できます。

私は、頑張り過ぎないことで緊張の無いアウトプットができるようになりました。そして自分の考えが正しく伝わって受け入れてもらえるようになると、発表の機会が楽しみに感じられるようになりました。

私の経験がどなたかのお役に立てれば幸いです。