和楽ブログ

元組み込みプログラマーのブログ。現在は新宿・渋谷周辺で転職、人間関係、自信を持つコーチング・カウンセリングを行っています。

謙遜はしない方がいい、は本当か?

f:id:rakushoo:20200313124232p:plain

誰かから褒められた時、素直に「嬉しい、ありがとう」と思えてますか?

 

いやいや、謙遜こそコミュニケーションで大切なことじゃないか、という方もいるかもしれません。

 

なぜ、謙遜はしない方がいいのか、について書きます。

 

謙遜のイメージ

日本には謙遜の文化があります。

尊敬語と謙譲語があるように、他人より自分の位置を低くして尊敬を示す言語にもなっています。

 

現代の会話でも、相手から褒められたことに対し、素直に肯定せず「めっそうもございません」という返し方をします。

 

自分を下げることによって相手を気持ち良くさせる、とか、

自分なんてまだまだと思うことで傲慢にならないようにする、とか

そういったニュアンスで使っていると思います。

 

集団のコミュニケーションを円滑に進めるために、時には必要かもしれません。

 

しかし、自分がより良くなりたい、成長したいと思うのであれば、謙遜はしてはいけません。

 

謙遜の歴史

外国人は日本の謙遜文化をあまり良くは捉えていません。

"謙遜 外国人"で検索しましたがネガティブな受け止め方が多いようです。

 

では、なぜ日本人は謙遜をするのか。

 

直接的な表現を好まない、日本のわびさびから来たのでしょうか?

 

それよりももっと昔、言葉ができた頃の話にさかのぼります。

 

昔の権力者は、言葉に力があることを知っていました。

 

庶民を支配するため、謙遜する文化を生み出した、という説があります。

 

言葉の力

スポーツマンは試合前のインタビューで、必ず勝利を宣言します。

どんな相手のランキングが高くても、あわよくば、ではなく、勝てると言い聞かせています。

 

角度は違えど、政治家や会社経営者も、自信を持って野望を言い切ります。

それが実行されるかは置いておいて、その瞬間、その本人はその言葉を信じ切っています。

 

言葉には力があり、言うとその通りになります。それを知っているからです。

 

言葉を口で言う、耳で聞くことにより、心がその状態に無意識に持っていこうとします。

 

心が言葉の通りに受け止めると、体が無意識に行動を起こします。

その逆も起こりえます。

 

謙遜を続けると、最高のチャンスが来てもうまくいかないことを無意識に望んでしまい、体が緊張したりします。

 

harmonista.jp

 

モー娘。の道重さんはステージに立つ前に「よし、今日も可愛いぞ!」と言い続けてきました。

そして、それを実現させています。

magazine.mercari.com

 

謙遜をすることで、否定的な姿を自分の心に刻み込むことになります。

「いやいや、私はそんな(褒められるような)人間ではないです。」

「自分の技術なんてまだまだです。」

 

その言葉をかけ続けた私は、願った通りの褒められない自分、まだまだな自分であり続けます。

 

謙遜しながら、控えめにコツコツ努力を重ねるのが自分のやり方だ、と思われる方は、

謙遜をやめたら、もっとストレートに努力が実を結ぶはずです。

 

自分のために、謙遜はしないに越したことは無いです。

 

コミュニケーションの潤滑としての謙遜

もちろん、客先の方や初対面の人に対してお世辞を真に受けるのはケースバイケースです。

 

必要だと感じた場合には、心で謙遜しているな、と感じながらぜひわざと謙遜してください。

 

その代わり、職場や家族、親しい友人に褒められた時は素直に受け止めること。

 

褒められて自分が嬉しい気持ちを表現すること。

 

そして、褒めてくれた事に対して感謝を伝えること。

 

仕事で成果を褒められたら、「ありがとうございます。苦労したけど成果が出て安心しました。」とか

 

気に入った服を着て褒められたら、「似合うか不安だったけど褒めてもらえて嬉しい。」とか。

 

 

謙遜をやめると自己肯定感も上がります。

中国の方も謙遜はしないそうです。

 

褒められて、どう対応したら良いか困る人はこちらも参考にしてみてください。

 

 

謙遜しないLIFE、お勧めです。