人生のブレーキに気づけた時の話
最初の仕事
私はメーカー系のプログラマーとして10数年働いてきました。
理系出身だったので、都内で働ける技術職で、ものづくりに関われるなら、くらいのつもりで選びました。
プログラミングは学生時代に少しかじった程度でしたが、身近な電気製品を自分で動かせる、ということはすごく楽しかったです。
一方で、設計や不具合対応のスピードを求められることが多く、自分はプログラミングが早い方では無かったので向いていないのかなと薄々感じていました。
仕事のできる人になりたい
30歳を過ぎたあたりでちゃんとしたプログラマーにならなければと思い、仕事効率を上げるためにいろいろな方法を試してきました。
プログラミングの本を買い漁り、プレゼンの講座を受講、分刻みのタスク管理のツールの導入し、集中力を高める本を読む、天職を見つける講座を受ける、能力開発の催眠術を受ける、、などなど。
どれもその時はできた気にはなりましたが、心の底から身についたと感じるほどではありませんでした。
当時は「頑張りたいけどどう頑張れば良いかわからない」という気持ちだったと思います。
自分らしさを認める
あるとき、通っていたマッサージ屋さんから、「この人はすごいよ。」とスピリチュアルセラピストの先生(私の師匠となる人)を紹介してもらいました。
パワースポットも占いもあまり関心が無かったのですが、自分がこの仕事を続けていて良いのか占ってもらうような気で相談しに行きました。
そこでは、透視リーディングというその人の本質を見つける方法でセッションをしてもらいました。
「しょうごさんは、じっくりゆっくり踏みしめながら、一歩一歩階段を登っていく人なんですね。」
自分は、仕事が早くなければいけない、という理想像にしがみついていた事に気付かされました。
確かに自分はじっくり理解して楽しみながらプログラミングをしたかった。
理想像と現実のギャップから、自分はできていない、と決めつけていたのだと思います。
それ以来、少しずつ自分らしさと向き合い、早くないことを卑下せずにきちんと仕事をするように心がけたところ、段々と職場が居心地の良いものになってきました。
自分の考えが変わると周りが変わる
自分の行動を受け入れることで、逆に力が抜けて素直に行動できるようになりました。
仕事が遅いことを隠すために、体がガチガチにこわばっていたのだと思います。
不思議なことに、頑張ることをやめたらパフォーマンスが上がった、という感覚なんです。ただブレーキを離しただけ。
もともと人の成長に関わることに関心があったため、セラピストの先生の講座を受講し、私自身が誰かの人生のつまづきを解決できる人になりたいと思うようになりました。
その後、コーチングというビジネススキルがあると知り、本を読み漁り、この道へ進もうと活動を始めました。
答えは自分の中にあった
師匠は私にこうしなさい、と指示を出した訳ではありません。
私自身が持っていた能力をありのまま伝えてもらったことで、作られた理想像を手放せたのが大きかったと思います。
楽に生きられるヒントは自分の中にありました。
一人で自問自答して見つけるのが難しければ、是非お話を聞かせてください。